ホルモンでお食い初め

広島在住、30代おじさんのお食い初め(初体験)記録

「すごいメモ。」から学んだアイデア出しを楽しむ5つの手法

学生時代に友達とした「何のためにメモを取るか」というやり取りを覚えている。「忘れないため」という僕に対し、その友達の回答は「忘れても良いように」だった。「記録」という同じ目的のための行為とはいえ、考え方によって全く別の答えになるもんだなぁ、面白いなぁと妙に感心してしまった。

今回読んだ「すごいメモ。」では、上で話した記録のためのメモを過去メモ、考えを拡げアイデアに繋げるメモを未来メモとし、未来メモを書くための手法が具体的に紹介されている。コンスタントに、効率的に企画を生むための手法であると同時に、アイデア出しを楽しむための手法でもある。その中でも特に参考にしたい5つを記録する。

1.矢印を活用し思考の順序を明示する

 「映画館に行く人が減っている」→「映画好きは変わらず足を運んでいるが、そうでない人の映画館離れが顕著」→「映画観賞以外の目的を映画館に持たせるには」→ ・・・
上記のように思考の流れを矢印で繋ぐことで、思考の迷子を防ぎつつ説得力のあるアイデア出しが可能となる。1つ1つ前に進んでいる達成感も得られるため、モチベーション維持にも効果がありそう。加えてこの手法はアイデア出しだけでなく、クライアントへの企画書の見せ方にも使える。

2.超えるべきハードルを設定する

「素敵な絵を描いて欲しい」というオーダーでは筆が進まないが、「色は3色だけ」、「海を入れてほしい」など条件が加わることで取っ掛かりができ、考えやすくなる。つまりアイデアが出やすくなる。3秒でできるハードル化として紹介されている方法が目から鱗。「30代に売れる商品を作る」ではなく「それは本当に30代に売れる商品か」で考える。「それは本当に○○か」という思考法。選択肢がありすぎて手が付けられなかった課題に、考えるきっかけや判断する基準が生まれたことでアイデアが出やすくなっている。
上の話からは逸れるが、ハードル化のためにはヒアリングが重要で、表に出ていないハードルをクライアントから引き出せるかが鍵となる。提供される要件だけでなく、影の要件(要求)まで定義できれば精度の高いアイデアになる。

3.ユーザーが感じている不満から考える

f:id:lomotani:20170815193830g:plain「ユーザーが必要としている」ではなく、「ユーザーが不満に感じている」から考える。不満に思っていることの方が考えやすい(思考の順番として、「こうしたら良い」よりも「これは不便」のほうが先に発生するためだろうか)。上の図は本の中で「ブラック三角メモ」として紹介されていたもの。まず右の①にユーザーが感じている不満を、次に左の②にその商品の売りや、伝えたい魅力、提供可能な技術・価値を可能な限り挙げ、左右を満たすものが共感されるアイデアとなる。

4.正攻法の逆から考える

やるべきことがわからない場合に使える。「やるべきこと」ではなく「やってはいけないこと」のように逆の発想からアイデアを出す。「自社ができることでなく、他社にやられると悔しいこと」、「最高のシナリオでなく、最悪のシナリオ」、「男性の商品なら、男性は無視して女性ウケすることだけを考える」など。そのようにして挙がった考えの1つ1つに対し、何をしたら良いかを考えることでアイデアに繋げる手法。逆の発想により視点が増える。

5.興味を惹く見出しをつける

続きが読みたくなる見出しをつける。たとえば議事録。日時、場所、参加者に加えてその場での発言「だから、もっと女性を意識しろよ」や出来事がヘッダーにあると興味が増すし、時間が経ってから見返しても内容を思い出しやすい。ちょっとしたことなんだけど仕事が面白くなりそうな手法でぜひ真似したい。
興味を惹く文章を学ぶには本のタイトルが参考になるそう。たとえば下記のような。

  • なぜ○○は××なのか、それは本当に○○するのか(疑問と解決)
  • あなたは○○を知っているか、○○な皆さんへ(呼応)
  • 7つの習慣、伝え方が9割(数字による具体化)
  • ○○だけが知っている××(限定・特権)

たかがメモだし、とあまり期待せずに読んだ本だったが、仕事をうまく進める&面白くするヒントをたくさん頂けた。5番目の手法はネタとしても使えそうだ。とりあえず先週後輩、後輩に言われた一言「久しぶりにあなたに嫉妬しました」をどこかの見出しで使いたいと思う。

仕事のスピード・質が劇的に上がる すごいメモ。

仕事のスピード・質が劇的に上がる すごいメモ。