表札の文字を塗りなおす。その方法と注意点。
「表札の文字(の塗装)が剥げようとよ、どげんかしちゃらん?」と親から相談を受けた。(30年近く前にやっていたミニ四駆の塗装の感覚で)楽勝よ、と即答したものの、冷静に考えると石(表札)にはどんな塗料が良いのかわからない。失敗したら親不孝、と自分に言い聞かせ、準備して臨んだところ割とうまくいったので記録する。
文字部分の塗装が剥げた表札。言われれば気付くレベルで個人的にはこのままでOKだが、親は気になるらしい。
我が家の表札は大理石タイプ。文字のくぼんだ部分に黒の塗料が塗られており、そこが所々剥げている状況だった。補修方法は色々とあるようだが、一番簡単で間違いが少なそうなのが、このようなペンで塗る方法。ただ、今回はせっかくなので余計に手間をかけ、筆でペンキを塗ることにした。用意したものは下記の通り。塗料以外は100円ショップで揃う。
使うもの
- 水生アクリル塗料
- 絵筆
- マスキングテープ
- カッターナイフ
- ビス(釘など補足先のとがった硬いものならOK)
写っていないがカッターナイフも使用。絵筆は2本あるが、使ったのはより細い平筆1本のみ。
作業の流れ
手順は下記の1~5の通り。( )内はかかった時間で、計1時間ほどの作業。
- 文字部分のゴミ、剥がれかけの塗装を取る(5分)
- マスキングテープを貼る(10分)
- 文字に沿ってマスキングテープを切る(30分)
- 塗装する(10分)
- マスキングテープを剥がす(5分)
1.くぼみ部分の汚れやゴミを取る。剥がれそうな塗膜はビスであらかじめ削って取り除いた。
2.マスキングテープを貼る。テープとテープの間は隙間ができないよう、しっかり重ねる。重なる面積は広めに取った方が良い(理由は後述)。
3.カッターで、マスキングテープをくぼみに沿って切る。ここが一番重要な作業と思う、丁寧にした方が良い。
4.塗装する。ペンキはしっかり混ぜた方が良い(混ぜないと成分にムラが出てしまい、剥がれやすくなったりするらしい)
5.マスキングテープを剥がして完成。塗料が乾く前にテープは剥がした方が良い(理由は後述)。
作業してわかったこと
- マスキングテープは粘着力が弱すぎるものは避ける。くぼみに沿ってカッターで切る際に剥がれてしまうため。
- マスキングテープは隙間なく、しっかり重なるように貼る。重なりが不十分だと、カッターで切る際に隙間ができるため。
- マスキングテープは塗料が乾く前に剥がす。乾いてしまうと、テープを剥がす時に塗膜まで剥がれてしまうため。
- 筆は細い方が良い。毛先がはねて塗料がはみ出すのを防ぐため。
- 塗膜がくぼみをはみ出しても、カッターで削り取ることができる。ただし、予想以上に石も削れるため、基本ははみ出さないようする。
塗り終えてから約1ヶ月。今のところ剥げなど特に問題は発生していないが、もし何か問題が出たらこの記事を更新しますね。