ホルモンでお食い初め

広島在住、30代おじさんのお食い初め(初体験)記録

公文書館で古い写真を見る

「ここは昔、大きなキャバレーやったけぇ」。解体工事が進む近所の商店街を撮っていると、そんな風に声をかけてきたおじさんに会った。他にも、この町の知らない昔を教えてもらい嬉々として聞いていたものの。その景色が今ひとつ想像できないのだ。全部おじさんの妄想かもしれない…色々と興味が出てきたので、昔の写真を探しに公文書館へ行ってみることにした。

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1980年頃、この建物の2階にはキャバレー(正確にはピンクキャバレー)があったと言う。

wikipediaによると、公文書館とは「歴史的な史料としての公文書(条約、宣言、外交文書、政府関係者の報告書や伝達メモなど)を保管し、公開する機関、施設」だそう。一個人が利用できるか気になったが、今回お邪魔した広島市公文書館のサイトには、「どなたでも利用することができます。」の一文があった。

利用手順

広島市公文書館の場合になるが、今回写真を見るために行った手続き等の手順は、下記の3ステップ。

1.利用したい資料を公文書館の目録から特定

まず、どの資料を利用したいか特定する必要がある。資料の利用には申請書の提出が必要になるが、そこに記入するための資料名や資料番号を確認するというわけだ。なお、目録は公文書館に行かずとも、WEB上でPDFで確認することができる。

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目録の一部。写真ではなくテキスト(資料名)での確認となるため、イメージは湧きにくい。

2.利用申請書に資料名等を記入し、窓口に提出

上記1の結果、利用(閲覧)したい資料は150点を超えた。訪問当日にすぐに準備できる量とは思えなかったため、スムーズに閲覧するための方法を問い合わせたところ、事前に利用申請書を送って欲しいと回答をいただく。訪問日までに資料を用意してくださるそう。WEBに掲載されている利用申請書(PDF)に記入し、メールで担当者に送信。

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記入した利用申請書の一部。全15ページになった。
これだけの量を現地で手書きしてたら、写真を閲覧する頃には日が暮れるんじゃないか。

3.申請した資料を窓口で受け取り閲覧

公文書館を訪問。申請していた資料を窓口で受け取り閲覧する。複製したい場合は、提出した利用申請書の各資料名の箇所に印をつける。WEBに掲載したい場合は、別途申請書の記入が必要。

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広島市公文書館。閲覧は7階で、WEB掲載の申請は8階の事務室で行った。

誤算と所感

職員さんの事前の準備のおかげでスムーズに閲覧することができたが、1点だけ誤算があった。資料の量である。150枚の写真の利用申請をしたつもりだったが、実際に準備されていたのは1500枚以上。どういうことか。

今回初めて知ったが、(広島市公文書館では)写真資料には枝番があった。つまり、目録上は1点の資料でも、その資料は複数枚の写真で構成されているわけだ。1資料につき10~20枚の写真がセットになっていたため、大変な枚数の写真を確認することになった(休憩を取らず6時間通しで閲覧させてもらった)。

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1965年の広島駅。当時は「広島民衆駅」と呼ばれていたと初めて知った。

戦時中にアメリカ軍機から投下された爆撃予告チラシや、戦中の食糧難を見越して?配られたリーフレット「ひごろ知らねばならぬ兎の飼い方(昭和14年)」など、貴重な資料の数々を保管する公文書館。自分が住む町の、一昔前の暮らしや文化を今に伝える公文書館。楽しい。

ちなみに、撮影時に声をかけてきたおじさんの言うキャバレーは、実際にあったことが確認できた。妄想であって欲しかった。