ホルモンでお食い初め

広島在住、30代おじさんのお食い初め(初体験)記録

炭鉱「池島」で見た、猫と景色と炭鉱ツアー(2019年春)

2019年4月、長崎県五島灘に浮かぶ炭鉱の島「池島」に行ってきた。建物の風化や、島民との会話の記録は前の記事で書いたが、まだまだ足りない。他にも、色々な池島を楽しませてもらったのだ。雑多な記録になるが、それらをここで紹介したい。

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人に慣れている猫が多い。しっかりエサをもらっているようで、痩せた猫は見なかった。

猫の楽園

炭鉱と廃墟の印象が強いため意識していなかったが、池島は紛れもなく猫の楽園だった。車は通らないので道のど真ん中でくつろいでいるし、島民が世話をしているのでエサに困ることもない。人にも慣れていて、警戒心の無い猫も多かった。猫にとっても、猫好きにとっても楽園。

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池島行きのフェリー乗り場がある神ノ浦港から既に猫がくつろいでいる。

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神ノ浦港のフェリーの待合所に侵入してくる猫たち。

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近づいても起きない。この2匹はいつも一緒にいるようだった。

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世話をする島民の方。彼女の姿を見るや、猫たちは一斉に立上がり近づいて行った。

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ガスメーターの上を歩く

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夢中で舐めまわす子猫。

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親子か。子猫の姿もちらほら見かけた。

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ゴミをあさる猫。ここは人が住んでいない場所のためか、エサの確保が難しいのだろう。警戒心も強かった。

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飼いヤギもいる。

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かあちゃんの店」が入る小売センター前も猫の集団が過ぎる。f:id:lomotani:20190526120310j:plain
小売センター内から写す。気を付けてドアを開けないと、わずかなスペースから猫も入ってくる。

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一番遊んでくれた猫。道で会うたびに、近付いてきてくれた。

池島中央会館

池島唯一の宿泊施設「池島中央会館」。この日の宿泊客は、自分を含め4組だった。中央会館では食事は出していないが、調理室でガスコンロ(湯沸かしのみ)と電子レンジは使えた。
夕方、小休憩のためチェックインし、再放送の「和風総本家」を見ながらふと窓の外を覗くと、ひっそりと誰もいない駐車場に寝転がる猫が1匹。妙に池島らしさを感じ、急いで散策に戻った。

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池島中央会館。元々この場所には映画館があったそう。

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中央会館は、3人の管理人さんが曜日や時間ごとに交代しながら対応している。このうちお2人と話せたが、とても親切で、面白い方々だった。

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四方岳

中央会館の管理人さんからおすすめいただいた四方岳からの景色は絶景だった。池島神社から10分もかからず山頂に着くが、傾斜が急過ぎて逆に笑える。ここも池島の見どころの1つと思う。草が生い茂っていることもあって、雨の日は特に気を付けないと危ない。山頂は4畳ほどのスペースもないが、鳥の鳴き声、風の音を聞きながら島を一望できる。

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池島小中学校の奥に見えるのが四方岳。

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池島神社からもう少し登ると頂上に着く。

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写真ではわかりにくいが、かなりの急傾斜。足を開かないとまっすぐ立っていられない。

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頂上。狭い。

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山頂からの景色

池島の景色

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池島港。元々は鏡ヶ池という池だったが、石炭の積出しのために造られた人工港。

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池島港周辺には釣り客が多い。

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港近くの施設で談笑していた男性2人。

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池島小中学校。2019年4月の時点で小学生が1人、中学生が1人の全2名(2人は兄弟)。先生の方が多くて9名だそう。

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小中学校前にある島で1つだけの信号。ずっと青信号のままだったが、変わるのだろうか。

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かつて島にあった保育園の卒園記念に描かれた絵。

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池島にある2つの公衆浴場の内の1つ、東浴場。訪問した土曜日は定休日だそうで入れず。2019年度で閉鎖されると伺った。

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ガードレールさえ朽ち、自重で折れてしまっている。

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島の南の高台にある展望台から見た夕陽。

炭鉱見学ツアー

2001年夏、池島炭鉱閉山のニュースに揺れる炭鉱マンたちの会話を記録したサイトがある(炭鉱の島に生きる 2001年夏(閉山直前ドキュメント))。この会話時点では、閉山は確定していないが、賃金が25%カットになっていることや、質の良い石炭が採れにくくなっていることなど不安の声が多く聞かれる。結果的に、この約半年後の2001年11月29日に池島炭鉱は閉山となり、従業員約2,500名は全員解雇された。

そんな歴史を自ら体験してきた池島の元炭鉱マンがガイドする「池島炭鉱坑内見学ツアー」に参加してきた。人気のツアーということで、連休中もあってか定員25名に対し40名を超える参加者がいた。

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ツアー時の装備。ヘルメットにはライトを取り付け、そのバッテリーはリュックのように背負う

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このトロッコに乗って炭坑内へ移動する。

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ガイド役の元炭鉱マン。実体験だけあって、炭坑でのエピソードや苦労話が次々出てくる。面白い。

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坑内での非常時に使うエアーマント。バルブを通じて酸素が送られる。

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閉山後、炭鉱技術を指導するためインドネシアベトナムからの研修生を受け入れてきた。習字の名前にカタカナが多いのはその子供たちが書いたためだそう。

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好きな場所が1つ増えた。池島、また行きたい。